
【KNBC会員紹介】道路挟んでもWi-Fi環境、工事不要
ネットチャート、「ピコセラ」を中小製造業にも
ネットチャート(横浜市港北区新横浜)は、中小企業向けソリューションの一環として、唯一無二の無線多段中継技術により、圏外とされてきた場所でも広域Wi-Fi環境が構築できる無線技術「PicoCELA(ピコセラ)」を中小製造業にも本格展開する。
親機が設置されている本社工場から、道路を挟んで少し離れた場所にある第2工場や物流拠点でもLANケーブルの配線工事不要でWi-Fiが届くようになるという。
同社によると、親機がある本社から道路などを隔てて工場や拠点がある場合、無線が届かないため、拠点ごとに光回線を引いてプロバイダーも別々に契約する必要がある。
その点、ピコセラは親機に対して複数の子機を中継させれば、広域的なWi-Fi環境が整備できるため、拠点ごとの回線整備が不要になり、通信インフラの導入、運用コストが大幅に減らせるという。
「通常の無線だと(Wi-Fiエリア化は)40メートルまでが限界ですが、ピコセラ単体でも最大150メートルまで飛ばせます。複数置けば広域をカバーできます」(吉川和輝・フィールドセールスグループ課長代理)と説明する。
すでに工場や物量倉庫、建設現場、スキー場、地下街などが相次ぎ導入。今後は中小製造業などにも提案し、IoTデバイスや産業用ロボットの普及に伴い、Wi-Fiが届かないという"盲点"をなくしてもらう。
※記事出典:かながわ経済新聞より