
【KNBC会員インタビュー】「商社機能持つ会社に成長したい」東豊インベスト株式会社
プロモーション委員会では会員インタビューを始めました。
初回は、東豊インベスト株式会社(横浜市中区桜木町)社長の福田雅治さんです。国際的な事業を手掛ける同社社長、福田さんに事業内容とKNBCへの入会のきっかけなどを聞きました。
取材:プロモーション委員会・横山理恵(合同会社ソアリス代表)
※会員インタビュー希望者も大募集中です!
Q: 本日は、ありがとうございます。まずは貴社の事業内容を教えてください。
A: 日本企業の海外販売支援や、海外企業の日本への誘致を主とする企業同士のマッチングを手掛けています。具体的には、日系メーカーの電気自動車(EV)部品の中国市場でのプロモーション業務などを受託しています。
このほか、共同開発・技術イノベーションに関連する事業も行っています。その一環として、海外医療機器メーカーから医療用収縮チューブの業務の依頼を受けています。一方、別分野になりますが、海外大手メーカーへの委託で繊維事業の市場開拓もしています。
Q: 国際的な事業内容で、かつ幅広いですね。どのような分野を得意としていますか?
A: 化学、医薬品分野を得意としています。化学薬品、医薬品の中間体(何段階もの工程を踏んで作られていて、初原料と薬の間にある製品のこと) も取り扱っています。化学・医薬品関連では、輸出入の代行も行っており、プラスチックを強化するための製品の輸入や、医薬品原料やプロタミン硫酸塩などのインスリンの材料の輸出の代行もしています。
Q: 主にどのような国との間で事業活動をされていますか?
A: ベトナム・カンボジアなどの東南アジア、中国、ドイツです。特にアジアには頻繁に出張し、現地とのコネクションを強くしています。
Q: 起業のきっかけを教えてください。
A: もともと私は化学系技術者で、触媒・助剤・素材関連の研究開発や技術営業をやっていました。富山大学出身で、大学では化学を専攻していました。富山で参加していた「富山未来塾」での議論がきっかけになるのですが、非営利団体ではできない部分、すなわち企業同士のマッチングを行うことで国際ビジネスがより活性化するのではないか、という思いで起業しました。横浜は、情報発信をしやすいことからも起業の地として選択しました。
Q: KNBCへの入会のきっかけを教えてください。
A: 呉雅俊副会長に富山未来塾でお世話になっており、誘われて入会しました。
Q: まさにKNBCのビジョンでもある「絆」が富山から横浜につながったようですね。今後の福田さんのビジョンを教えてください。
A: アジアを中心とする海外では、日本製EV自動車部品は品質が良いとの評判が依然として高いです。日本企業が海外に販路を開拓、拡大するチャンスは多くあります。弊社としては、AI技術も活用したマッチングも見据えており、日本の中小企業と海外企業との提携をより支援していきたいと考えています。貿易分野では精密機器や部品などの輸出も手がけるように成長したいと考えております。将来的には、商社機能を持つ事業会社への成長を目指しています。
―期待しています。本日はありがとうございました。
化学の専門性に加え、MBAも保持する福田さん。ご自身の専門性と国際的なネットワーク、そしてKNBCで築くネットワークも生かして、今後、ますますご活躍されることでしょう。
※プロモーション委員会では、会員インタビューの希望者を受け付けています。問い合わせは当委員会へ。
【会員企業情報】
東豊インベスト株式会社
ホームページ:https://tohoinbest.jp/company/