ユニバーサルスペース、「リノベ実践塾」と業務提携

「介護リフォーム本舗」をフランチャイズ（FC）展開するユニバーサルスペース（横浜市港北区新横浜）は、リノベーション事業の立ち上げ支援を行う「リノベ実践塾」を運営するエー・エス・ディ（ASD、同）と、営業協力で業務提携した。FC加盟する事業者に対し、従来の介護リフォームのみならず、リノベーションのノウハウも学んでもらうことで、業容の幅を広げてもらうのが狙いだ。

ユニバーサルスペースは、高齢者がいる住宅で手すりを付けたり、段差を解消したりする介護リフォームを提供するFCを展開しており、全国で100店舗超が加盟している。

一方、ASDは建設業向けに施工状況をリアルタイムで見える化し、共有できるクラウドサービスなどを手掛ける。また、リノベーション事業の未経験者であるリフォーム業者や工務店を対象に、大規模リノベーションのノウハウを伝えるオンライン勉強会「リノベ実践塾」も運営する。「リフォームとリノベーションは全く異なる分野です。集客・商談のやり方から教えます」（内山岳彦社長）としており、新規参入するための後押しをしている。

今回の業務提携により、ユニバーサルスペースは、リノベーション分野に進出したいFC加盟店に対し「リノベ実践塾」を紹介。逆にASDは、受講する事業者に対し介護リフォームも案内するなどして、相互に営業協力していく。「高齢者住宅での介護リフォームのみならず、終活を見据えたリノベーションの需要は大きいです」（ユニバーサルスペース・遠藤哉社長）としており、今後は提携による相乗効果を狙っていく。

※記事出典：かながわ経済新聞より