【KNBC会員紹介】機能性シートの厚み、高精度に測定
2026.07.22
MEMOテクノス、汎用製品で販路拡大へ
MEMOテクノス(相模原市南区大野台)は、スマートフォンやリチウム電池などに使われる機能性シートの厚みと表面状態を計測する卓上型の「挟み込み式薄物測定装置」の標準製品化を進める。特定顧客向けに受託開発してきたが、需要の高まりを受けて装置の汎用版を展開し、年間10台の販売を目指す。
同装置が採用するトラバース測定は、シートを走査しながら連続的に厚みや表面状態を計測する手法で、サンプル全体のばらつきを面として把握できる。1点ずつ手動で測る従来方式と異なり、凹凸の分布や厚みのムラをデータとして可視化できる。
同装置の卓上型は「挟み込み方式」を採用した。光センサーを上下に一対で配置し、シートを挟み込んだ状態で測定することで、浮きの影響を受けない安定した計測を実現。測定分解能は0・01㍃㍍で、表面の微細な凹凸も正確に捉えられる。
対象素材は液晶フィルムや半導体処理用シートなど多岐にわたる。一見滑らかな素材でも、ミクロン単位では山脈状の凹凸を持つものが多い。渡邊将文社長は「どこをもって厚みとするかの定義を、独自の計算式で処理できる点も強みです」と語る。
卓上型装置の外形寸法は幅800㍉×奥行き900㍉×高さ268㍉㍍。最大サイズのシートでも20~30秒で測定を完了する。このほか、既存のロール搬送ラインに後付けする付加装置としての活用も可能だ。価格は500万円から。ターゲットは素材メーカーの研究開発部門で、標準製品ラインアップの整備と販路拡大を同時に進める。
※記事出典:かながわ経済新聞より
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