【KNBC会員紹介】SIC、新施設「R&Dラボ」を本格稼働/成長産業の集積地目指す
産業支援施設、さがみはら産業創造センター(SIC、相模原市緑区西橋本)は、ロボットやバイオなど、先端分野での研究開発型企業を支援する専用施設「SIC-2R&DLab.(アールアンドディーラボ)」を稼働させた。研究開発に適したラボとマルチラボタイプの部屋を計29室備えた。都内や県内から企業を呼び込み、成長産業の企業集積地を目指す。1階には飲食業での創業を支援する「キッチンラボ」も置いた。
6階建てで、延べ床面積は約2735平方メートル。部屋は大型機械やロボット、実験設備などが置ける仕様になっており、複数の部屋を借りることも可能だ。都内からの交通アクセスが良く、多摩ニュータウンも近いため、人材獲得がしやすいことなどから、県内だけでなく近隣地域からの進出も想定する。
ロボットやバイオのほか、ヘルスケア、エネルギー、AI(人工知能)など成長分野の企業に対し、SICはこれまで培ってきた支援ノウハウを駆使してサポートする。具体的には経営支援のほか、入居企業同士や入居企業と地域企業との交流などを促していく。
橋元雅敏社長は「成長性がある先端技術の集積とその連携を図っていきます。地域から新産業を創造していきたいです」と話している。
(かながわ経済新聞紙面から)